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Feature

デザインと機能のマッチング

“PLOTTER”は、[計画する人、主催する人、構想する人]という人格と彼らが使うツールを表しています。プロッターたちの発想をカタチにし新しい世界を創り上げていくための道具は、職人が有する高度な技術と洗練されたデザインを融合させながら、常にシンプルでプロッターが長く愛用できるものであってほしいと願っています。

ブランドコンセプトNo.2の

Tools to make drawingsand designs.「創造と表現のための道具」

にはそんなメッセージが詰まっています。

プロッターが思考を巡らす条件とは・・・時間や空間の気が良いこともそうでしょう。さらに彼らが愛着を持って使う道具のデザインが素晴らしいうえに使いやすいということも間違いなくプロッターの創造力を膨らましてくれることでしょう。すごく単純に言ってしまえば、考えられた“格好良さ”がプロダクトにあること。シンプルなことですが、モノづくりでこれをやり切ることは意外に難しいのです。

PLOTTERのアクセサリー「バンドリフター」や「ペンホルダーリフター」、「スケール下敷」なども実にシンプルな道具ですが、どうすればわたしたちが考えるPLOTTERらしい“格好良さ”を帯びさせられるかを突き詰めたツールです。

実はこれらは前身のブランドknoxbrain時代にも存在したツールでした。ただ、それは無地の樹脂板にバンドやペンホルダーが付いていただけの単純な構造だったのです。機能性はあったけれどまだやれることもあったのでは・・・。今回PLOTTERではそこにどんなデザインを付加すればより創造性溢れるツールに育てられるかを考えました。

シルクスクリーンの職人と何度も試行錯誤を繰り返し、細かさの限界に挑んだこのアクセサリーツールたち。ただの「バンドリフター」に洗練された世界時差表やサイズ表などが加わり、「ペンホルダーリフター」には筆記具と親和性のあるカリグラフィーサンプルを載せ、「下敷」はマルチスケールと化し、PLOTTERに相応しいクリエイティブツールとして生まれ変わりました。

シンプルなレザーバインダーに一枚挟むだけでより機能的になるだけではなく、それを眺めているだけでも思考が膨らむ・・・本当の意味での“格好良さ”というのは“美しさ”という機能を帯び、それを持つことで、使うことで、人にだけできる“閃き”を生み出すものを言うのだと思われてなりません。