紐のない
ロールペンケース
PLOTTERは創造力で未来を切り拓く人のためにアナログツールを届けるブランドです。
そのツールは、使う人たちのクリエイティビティが膨らむように、機能的ではあるけれども限りなくシンプルに、そして美しくあることを考え抜いて作っています。
“レザーバインダー”と“紙のリフィルメモパッド”がある中で、今度はそれに書く(描く)道具たちを美しく収納できるケースがあるべき、という必然性からこの「ペンケース」を開発するに至りました。
必ず紙と一緒に使う筆記具や小物を、必要な時にすぐに取り出せるペンケース。ジッパーがついた袋状のペンケースは目的のペンに到達するのに時間が掛かるし、ゴムバンドでホルダー分けしたループ状のものはアクセスが良い反面少数の筆記具しか入れられない・・・今世の中にあるペンケースを分解していくと、こんな風に、本当に必要なものはどんなスペックのケースなのか、削ぎ落とすべき機能はどんな要素かが見えてきます。
わたしたちは、必要な時にすぐにペンを取り出せるようにするにはトレイ状がベストと考えました。そして瞬時にトレイに変化させるために使わない時はロール状であるべきだろうというアイデアに行きつきました。
一方で、よくあるロールペンケースは長い革紐でくるくる巻いたり、ゴムバンドでぐるっと引っ掛けて留めたりと、欲しい道具に行きつくまでにちょっとストレスがあった・・・この“ちょっとした〇〇”というのが厄介で、少しでも使いにくいと感じた途端人は新しいツールを求めに走るもの。ではその問題を解決する方法は何かを考え、極小で強力なマグネットを仕込むことを考えました。さらに、入れたものの容量でケース自体の大きさをアジャストできるようにこのマグネットは2段階で留められるように。開閉時の自動的なパチンパチンが意外に気持ちが良い新しいロールペンケースです。
さらに、このペンケースはある意味マルチ。ループホルダーもジッパーケースも付けてしまった・・・でもそれは決して欲張りではなく、その佇まいが一番便利で必要最小限と考えた結果なのです。
たくさんのペンの中で本当に必要で大切にしている筆記具は何かを考えるきっかけになるであろうたった4本しか収まらないループバンドホルダーは、「道具はシンプルに!自分はこれだけで良いんだ!」という気づきを与える提案。
鉛筆であれば消しゴム。線を引きたければ定規。万年筆であればインク。ペン本体だけでは事足りずというシーンは日常茶飯事。筆記具と仲の良い必要なガジェットを一緒に携帯できるようにミニマムなジッパーケースも脇に忍ばせました。
オイルがたっぷり染み込んでいるので自分だけの経年変化を楽しめる拘りのオリジナルレザーのロールペンケースは、中身をフルに入れてもこんなにコンパクトな姿に。レザーバインダー同様、いつまでも使う人に寄り添う道具でありたい・・・そんな想いがたくさん詰まったペンケースです。