“シンプル”であること
「断捨離」という言葉が普通に使われるようになって久しい。
元々は、ヨガの思想を表した言葉で、「もったいない」という固定観念から離れ
◎断:外から入ってくるいらない物を断つ
◎捨:家にあるいらない物を捨てる
◎離:物への執着心から離れる
の文字通り、自分が抱えているストレスから解き放たれ、不必要なものを省き、身軽で心地よい生活と人生を獲得することを目的とした。
PLOTTERのコンセプトは「創造力で未来を切り拓く」だ。その背景には、一種ヨガの世界が語る“シンプル”であること、がいつも付いて回る。一度、得て膨れ上がった情報や知識を一度整理して削ぎ落せば、自ずとそこには今の自分が本当に見たかった、知りたかった景色だけが広がる。そして、頭の中が鮮明になる。
昨今の、目まぐるしい変化を伴う情報過多の世の中、ともすればいつの間にか、自分だけが置き去りになってしまったかのような錯覚にさえ陥りがちだが、自分にとって、今、何が必要なのか?何をすべきなのか?を明確にすることで、スピード感あふれる世間の渦に巻き込まれず、「自分らしさ」を保てる答えがそこにはある。
と、少々堅苦しいことを書いたが、詰まるところ“シンプル”であることって、この上なく良いことなのでは?と。
PLOTTERが提案するシンプルツールの代表格である「レザーバインダー」と「リフィルメモパッド」。それぞれ4サイズもあり、使う人の様々なスタイルにフィットするサイジング。その中で、今注目するのが「ナローサイズ」だ。このちょっと変わったスリムサイズは、バインダーの王道である「バイブルサイズ」の高さを保ちながら、「ミニサイズ」の幅同様にスマートにしてしまった独自のハイブリッドサイズ。手のひらにすっぽりと収まるそのサイズだからいつも肌身離さず持ち歩け、「これだけでいいんだよ!」と問いかけてくるよう。広すぎず、狭すぎない適度な紙面に書き込む情報も、必然的にミニマムでシンプルになるはずだ。
広い紙面に書き綴ると、その広さに甘え、ついつい余計な情報や記録を残しがちだ。そうすると、次にそれを見たときに一体自分は何が言いたかったんだろうという迷路に迷い込むことも少なくない。もちろん、自由に書くことと、沢山ある余白が思考を膨らませ、創造力を生むことも然り。ただ、そこでブレインストーミングした内容を、最終的にはミニマムでハンディな「ナローサイズ」にまとめ上げると、思考の輪郭がくっきりとして、きっと頭の中には今の自分が伝えたいことだけがクリアに残ってくれることだろう。
シンプルであることは人それぞれ。ぜひ、無理なく本当の自分らしさを表現できる手帳サイズを選びたいものだ。