PLOTTERツールのユーザーでもあり、間違いなくブランドコンセプトの人格のひとつである“大学生”たちと、さらにオーダーソファ専門店「心石工芸　https://www.sofa-kokoroishi.jp/」とのトライアングルコラボから実現したこのケース。この偶然の出会いはわたしたちを今まさに必要とされるモノづくりへと導き、ある意味必然なプロダクトを生み出した。

きっと彼らの現代的な創造力で未来を切り拓いているであろう学生たち自らが思考を重ね、さらにオーダーソファ製作の副産物である端材革だけを使って新たなPLOTTERツールが誕生した。だから事実とてもリアルなプロダクトともいえるのである。コロナ禍で激変した彼らの大学オンライン化生活をはじめ、昨今の企業のテレワークシフトを支えつつ、一方で若い世代が現実に直面しこれまでの世代以上に敏感に反応する環境問題にも寄り添った新感覚のプロダクト。

社会を大きく動かすようなことはできなくても、まずは目の前にある素材や製品に目を向け、そこから最大限できることは何か？を考えてみた。異業間コラボのおかげでお互いに初めて気づくことが出来たモノづくりの本質や無駄の発見。そこへシビアに、且つスマートに評価を与える若い世代の考え方がスパイスとして加わることにより、PLOTTERだけでは成し得なかったストーリーを描くことが出来た。

◎大学生が常に持ち歩くもの

・ノートPC（+充電器）・携帯・学生証・財布・ペン一本だけ

◎PLOTTERユーザーが持ち歩くもの

・レザーバインダー・ノートPC（+充電器）・携帯・財布・ペン　ほぼこれだけ

というリアルな仮説をもとに、これら必要最小限の道具たちをPLOTTERらしくコンパクトにまとめ、ミニマムに、シンプルに持ち運べる新ツールが「スリムレザースリーブ」だ。

既存の「メッシュケース」のバネ口仕様を踏襲し、必需品がすっきりと収まるA4縦型の「スリムレザースリーブ」は、心石工芸のソファ作りから生まれる丈夫な端材革ハーフグレインシュリンクレザーを使用している。縦型にしたのは学生たっての願いから。彼らも然り私たち働く人間にとっても、リュックを背負うシーンが圧倒的に多くなったが、そんなバックパックスタイルにこそこの縦型ケースは力を発揮する。バックパックのジッパーを開けば、ケースの中に入れたノートパソコンまで一直線。ケースはジッパー仕様ではなくその開口部はバネ口なので簡単に開け閉めできる。これがポイントだ。

いつでもどこでも13インチのノートPCを普通に携帯する時代。そしてそれに必要な充電器などのアクセサリーとミニマムなアナログツール。薄くかさばらない「レザーバインダー」をあわせ持ってもその厚みが気にならないところが心地よい。

“PLOTTERのエコ的思考” × “これからの未来を切り拓く学生が考えるリアル思考”

このコラボレーションから産声を上げたPLOTTERツールには、きっと使う人のクリエイションを呼び覚ます力があるはずだ。