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台湾で育つ
PLOTTER Culture

つい先日、北米におけるPLOTTERデビューのニュースをお伝えしたばかりだが、実は1年以上前から展開している台湾でのPLOTTER熱が依然盛り上がりを見せている。

歴史をさかのぼれば、日本の製紙技術は大陸から伝わったもの。西暦600年代に当時の高句麗の僧が墨とともに紙づくりのHOW TOを伝授したそうだ。当時はまだ麻などがその主な素材として使われていたが、徐々に日本風にカスタマイズされ「コウゾ」や「カンピ」などを原料とした所謂“和紙”の原型が仕上がっていったのだという。

そんな日本のステーショナリーのルーツでもあるアジアでPLOTTERがひとつのカルチャーを生み出しているのも頷ける。台湾も然り。

その台湾を拠点とし、巨大なアジア社会において様々な影響力を発信しながら、文化の向上に貢献している「誠品書店」でこの10月からPLOTTER POPUPストアを展開していただいている。これまでの常設コーナーからかなりスケールアップしたクリエイティブなスペースがお目見え。PLOTTERらしいモダンでシンプルなビジュアルの中にも時折見せるアナログツールならではの温かみが端々に感じられ、訪れる人の目と手を飽きさせない。本国である日本のスタッフも舌を巻く巨大なリフィルによるインスタレーション。台湾ならではのHOW TO PLOTTERを繊細にディスプレイしたサンプルの数々。どれも一見の価値あり。国をまたぐ遠方であるため足を延ばすにもなかなか・・・ではあるが、もし偶然にも訪れる機会があったらぜひ目に焼き付けてきてほしい。

開催期間:2021年10/21(木)-11/30(火) 11:00-22:00  場所:誠品書店信義店2F Writing boutique