7月末の酷暑の中、九州は長崎の北部に位置する波佐見町にPLOTTERポップアップストアが突如出現した。何故に波佐見町？？という疑問が浮かぶのも無理はない。福岡空港からも長崎空港からも車で小一時間はかかる大自然たっぷりのど真ん中でのPLOTTERポップアップストアイベント。もちろん私たちにとっても未知との遭遇状態。果たして、お客様にいらしていただけるだろうかと、内心ドキドキの中迎えたイベントは開店と同時にその不安も払しょくされたのだった。

冒頭の疑問に戻ろう。何故に？波佐見町？皆さんはきっと波佐見焼という磁器のことはご存じだろう。まさに、その土地の名を引き継いで長年地盤産業の中心となっているこの波佐見焼。その中でも、有限会社マルヒロがプロデュースする波佐見焼の世界は伝統の技を継承しつつも、実にモダンでデザイン性たっぷりなのだ。形も色も究極にシンプルで機能的。気はてらってないけれども、しっかりと存在感を放ち、どんなライフスタイルにもマッチしてしまう万能な磁器たち（実は私も毎日エメラルドグリーンのマグカップを愛用している）

そんなマルヒロの中で働かれている田崎氏は何を隠そうPLOTTERのヘビーユーザーであったことから、今回のイベントの話につながった訳だ。マルヒロが展開するHIROPPAという複合施設は、もはや磁器販売の場所から枠声をしていて、あらゆる人や文化をつなぐハブと化している。波佐見町のど真ん中にポツンと佇むこのHIROPPAには実はたくさんの人が足を運び、磁器の世界だけではなく街全体のカルチャーを吸収すべく空間と時間を満喫していく。

たった1日半のイベントではあったけど、普段なかなか関東や関西まで足を運べないユーザーの皆さんとの対面コミュニケーションをはかれたのは本当に幸せだった。やはり、直接プロダクトを見ていただき、うんちくを聞いていただいた上で(笑)、お求めいただけるこの瞬間は何にも代えがたい。そして、ハンドペイントやコーナー金具のサービスも含めて、PLOTTERイベントを長崎という土地でも直接行えたことは、私たちの大切な宝物になったことは間違いない。

また、ぜひ訪れたい魅力あふれる大自然の街、波佐見町だった・・・