PLOTTERポップアップイベント
HAPPY WRITING TIME
@The LOCK(SONGO RIVER)レポート
真冬の寒さが一気に到来した2024年12月中旬。2日間にわたって西東京の浜町にあるカルチャーな建物“The LOCK(SONGO RIVER)”にて『「書く」「書かれる」をクリエイティブに。HAPPY WRITING TIME「自分だけの“レザーバインダー”と“筆記具”を創ろう」』と銘打って開催されたスペシャルイベント。それはまさにその名の通りSPECIALな時間と空間になった。
PLOTTERとして東京でポップアップストアイベントを開催するのは2年ぶり。昨年の大阪での賑わいもさることながら、それに勝るとも劣らない熱量に圧倒された2日間となった。
今回はいつもとは異なり、長年ラブコールを送っていたスイスの老舗筆記具ブランドCARAN D’ACHEとの合同イベントという特殊な形に。CARAN D’ACHEの歴史はもちろんのこと、彼らが生み出すクリエイティブツールの数々は、PLOTTERがいつも大事にしているコンセプトとシンクロし、さらにはシンプルで限られたパーツでペンのカスタマイゼーションが可能となる、ライブ感あふれるサービスを古くから展開していることに興味津々で、いつか一緒にライブイベントを開催したい!という一心で想いをぶつけていた。それが、こうしてリアルな形になったのは恐悦至極!!
PLOTTERが作る超絶シンプルな世界観とCARAN D’ACHEのクリエイションは、誠に勝手ながら絶対にフィットすると思っており、さらには、双方でアイコンモデルがその場でカスタマイズできるというシステムを構築していたのは、もはや偶然でもなんでもなく、必然的に引き合ってこのイベントが開催の運びになったのだと感じる。PLOTTERのバックプレートとリング、CARAN D’ACHEのペンパーツは、風合いも、色合いも、シルエットも、どの切り口から見てもコーディネーションが成り立つと思っている。道具は大事だ。コンセプトが共鳴し合った「書く」ツールと「書かれる」ツールが、ブランドを跨いでつながる瞬間。それは間違いなくクリエイティブな発想を手助けしてくれるようなインスピレーションが生まれるきっかけを作ってくれるであろう。
ところで、なぜこのイベント会場になぜ行き着いたのか?今回のレザーバインダーカスタマイズに用意した革は、アメリカはシカゴにある老舗タンナーHORWEEN社オリジナルレザーの数々。それらを日本に紹介しているのが、会場となったビルのカルチャービジネスを展開するSONGO RIVERで、当然互いに革好きな私たちは会った瞬間から意気投合し、ぜひ日本におけるHORWEEN発信元でイベントを開催したいという熱き想いを伝え、1年に及ぶ準備期間を経て実現に至った。
すごく五感的な話になるが、普段レギュラーのレザーバインダーでよく使用しているイタリアの革と、アメリカの、特にHORWEENの革の香りは違っていて実に個性的。そのHORWEENレザーでいっぱいのショールームに一歩足を踏み入れると、そこは何とも言えないオイリーで冒険心をくすぐる魅力に満ち溢れていたものだ。このイベントは、ある意味、革の発信基地にプロダクトとなって里帰りさせる唯一無二の体験ともなった。
PLOTTERがいつも大切にしているコンセプト、「創造力で未来を切り拓く」がどこまで体現できたか分からないが、間違いなく次のクリエイションにつながる、類いなきイベントとなったであろう。これからもPLOTTERは、それを使う人にとってポジティブな刺激になるようなクリエイティブムーブメントを生み出していきたい。